先制許すもわずか5分での逆転劇、シティは貴重なアウェイゴールを2つ持ち帰ることに成功
ペップらしさ満点、大一番で驚きの奇策
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How we line-up at the Bernabeu!
Ederson. Walker, Laporte, Otamendi, Mendy, Rodrigo, Gundogan, Mahrez, De Bruyne (C), Bernardo, Jesus
Subs | Bravo, Sterling, Aguero, Silva, Fernandinho, Cancelo, Foden
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— Manchester City (@ManCity) February 26, 2020
見た瞬間は色んな箇所に驚きでしたね(笑)

基本的にはこんな感じの並びかと。
守備時にはベルナルドとデブルイネがトップの4-4-2のようになっていました。
耐える時間が続く序盤、思わぬアクシデントがシティを襲う
開始から、お互い探り合うような慎重な入り。
また、緊張からなのかシティの選手は特に固さが感じられました。
レアルは序盤から果敢なプレッシングでシティに圧をかけます。
シティに訪れた最初のビッグチャンスは20分、デブルイネのパスに抜け出したジェズスが右足でシュートを狙うもクルトワのビッグセーブに阻まれる。
30分には対するレアルにもビッグチャンスが。
左SBフェルラン・メンディのクロスにベンゼマが頭で合わせるも、こちらはエデルソンの好セーブでことなきを得ます。
レアルのペースでゲームが進む中、ここでシティに大きすぎるアクシデントが発生。
33分にラポルトが足を痛め、フェルナンジーニョと交代。
思わず、”終わったか”と思ってしまいましたが、逆に言えばこの前半のエネルギッシュなレアルの猛攻(のちにデブルイネはストームと表現しています)を無失点で耐えれたのは彼のおかげだなと。
レアルのプレッシングをなんとかかわすことができてたのは、間違いなくラポルトがいたからです。
自陣でのミスからレアルに先制点を許す
後半に入り、試合は徐々にオープンな展開に。
立て続けにマフレズがシュートを放ちますが、得点ならず。
しかし後半60分、レアルに先制点。
オタメンディとロドリの連携ミスからモドリッチがインターセプト。
パスを受けたヴィニシウスに突破を許し、左からの折り返しをイスコが冷静にゴール左に沈めます。
ジェズスが起用に応える値千金のアウェイゴールをもたらす
こうなれば、意地でもアウェイゴールが必要になったシティ。
78分、ギュンドアンの浮き球に飛び出したスターリングが左サイドにヴァランを釣り出します。
わずかに空いたスペースにデブルイネが走り込み、バルベルデらに囲まれながらも振り向きながらに中央のジェズスへふわりとしたクロス。
セルヒオ・ラモスと競り合いながらも、これをジェズスが頭で合わせてボールはゴールへと吸い込まれ、シティに待望のアウェイゴール。
これで同点に持ち込みました!
JESUSSSSSSSSSSSS!!!! pic.twitter.com/PQn5P9vlbn
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怪我から復帰のスターリングが得たビッグチャンス、PKを蹴るのは…
ベルナベウの空気は一転、流れは完全にシティへ。
左サイドからスターリングが突破を試みると、ペナルティエリア内でカルバハルが倒し、これはPKの判定!
公式戦4回連続でPKを外しているシティ、蹴るのはキャプテン・デブルイネ…
しかし、これはさすが王様。
冷静にクルトワの逆をつき、左サイドへ流し込んで勝ち越しに成功!!!
KEVINNNNNNNNNNNNNNN!!! pic.twitter.com/oS5M8vIKzW
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終了間際にはドグソで主将セルヒオ・ラモス退場
窮地に追いやられたレアルですが、カゼミーロのパスをカットしたジェズスが独走、ペナルティエリア手前で後ろから倒したセルヒオ・ラモスにレッドカード。
主将の退場により、残り10人で戦うことになったレアル。
エティハドでの2戦目も出場停止となります。
ベルナベウでの1戦目は見事な逆転勝利!!!
FULL-TIME | AMAZING WIN! WHAT A PERFORMANCE!
⚪️ 1-2 🔵 #ManCity #UCL pic.twitter.com/ofEnefB259
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アウェイ・ベルナベウで先勝!!!
アウェイゴールを2つエティハドに持って帰ることに成功しました。
…こんなに勝負強いシティは初めて見た気がします。
CL観戦でこんな気持ちになったのはペップ体制初年度のエティハドでのバルセロナ戦以来です。
欧州のメガクラブ相手に、しかもアウェイでシティがこんな試合見せてくれるとは…。
特にも、ジェズスの働きには感動しました。
序盤は左サイドでの起用となりましたが、攻守に渡って奮闘。
バルベルデもさることながら、ジェズスも負けじとピッチを縦横無尽に駆け回りました。
貴重な同点弾も決め、アグエロの後継者問題が話題となっている中で、このように結果を示すことができたのは一シチズンとしても非常に嬉しかったです。
今回の結果を分けるターニングポイントはいくつもありますが、個人的にはこの2つかなと
・前半30分のエデルソンのビッグセーブ
・後半開始早々のモドリッチとバルベルデのイエロー
…普段のリーグ戦であれば、押し込んでいながら1発のカウンターや最初の決定機を決められて流れを持っていかれてるシティですが、この日は最初のベンゼマのビッグチャンスをエデルソンが間一髪でセーブ。
これがいつもみたく入っていたら…
全く違う結果になっていたでしょう。
そういった意味でも、序盤のエネルギッシュなレアルを凌いだラポルトの存在とエデルソンのビッグセーブは非常に大きかったと思います。
また、レアルのプレッシングはモドリッチとバルベルデの運動量によるところが大きかったのですが、後半開始早々に両者にイエロー。
まだ1st legでエティハドも控えてることもあり、激しくいくことができなくなりました。
ここからオープンな展開になったように感じます。
次はエティハド決戦
しかし、あくまでまだハーフタイムです。
残る後半はホーム・エティハドでサポーターの声援と共に戦います。
今回の結果から、引き分け以上で突破が決まりますが、相手はレアル・マドリー。
リードはあってないようなものと思ったほうがいいですね。
2nd legでの戦い方については後ほどまとめたいと思いますが、今回ベンチを温めたアグエロやシルバらベテラン勢の起用にも期待したいですね!