2019/20シーズン総括 DF編 Part1

No.14 アイメリク・ラポルト

待望のフランス代表デビューが近づいた矢先、シーズン序盤のブライトン戦で左膝を負傷。バルセロナのクガートさんにお世話になり、injury FCへ半年間のレンタル移籍をしてしまう。彼を欠いた影響は想像以上に大きく、シーズンを通して不安定だった守備陣の彼への依存度が明るみになってしまった。コロナの中断期間に助けられ、シーズン終盤は仕事をするも、リヨン戦では勝ち越し点に繋がるパスミスをしてしまい、昨シーズンのスパーズ戦に続き大舞台で致命的なやらかし。今季リヴァプールの独走を許してしまったことへの言い訳に使われがちなラポルトだが、来シーズンは怪我なく得意の左足でバシバシと危険なパスを通し続けてほしい。

No.25 フェルナンジーニョ

替えの効かない心臓と呼ばれる彼も、ロドリという優等生を獲得したことで今シーズンは少しゆったりできると思われた矢先。守備陣の相次ぐ離脱で今シーズンはCBとして超過勤務。さすがの彼もアストン・ヴィラ戦ではファールを連発し有休申請をした模様。何が面白いかって彼がCBのファーストチョイスだったこと。あと、1年契約延長してくれた。ありがとう。挙げ句の果てにリヨン戦ではいきなり3バックの右を任されるし、CB陣もペップも彼には頭が上がらない。契約満了となる来シーズンは、彼を休ませられるくらい若いのが頑張ってくれますよ、きっと。

No.5 ジョン・ストーンズ

彼はね、試合に出続けていないと調子が上がらないので。まだ本気じゃないんですよ。多分…。彼もまた怪我に泣かされたシーズン。フェルナンジーニョに大きな借りができたうちの1人。エリック・ガルシアの台頭により、ラポルトも入れれば4,5番手になってしまう。アルテタのところにお世話になるか?なんて話もありますが、シチズン内で地味にストーンズ信者が多いんですよね(密かに私も含め)。アケの獲得、クリバリが噂に上がり、放出候補に挙げられるも、エリック・ガルシアが古巣に戻ることで助けられそう。いよいよ来シーズンがラストチャンスか。

No.30 ニコラス・オタメンディ

プレミア年間ベストイレブンに輝いた2シーズン前の頼もしさはもはや色褪せてしまった。多分だけど、というかほぼ確実にトラオレのことが嫌い。ラウール・ヒメネスも嫌い。シーズン序盤のノリッジ戦やウルブズ戦では大車輪の活躍でチームを敗北に追い込んでしまう。マンチェスターダービーでデブルイネをブチ切れさせたのは同情すると同時に多くのシチズンを爆笑の渦に巻き込んだ。古巣のスペインや故郷であるアルゼンチンからラブコールが寄せられているようだが、来シーズンは果たして。

No.50 エリック・ガルシア

ラ・マシア育ちのイケメン。125周年記念試合となったワトフォード前に途中出場してから、カップ戦を中心に定期的に出場機会を得る。ワトフォード戦では、5バックで来るか4バックで来るか悩むペップに対して、ワトフォードのウォーミングアップを見て4バックだと進言してそれが的中しちゃう優等生。コロナ中断後はストーンズとオタメンディを押し退けてラポルトの相棒にまで出世。しかし残念ながら、遅かれ早かれ渦中の古巣バルセロナに戻ることが濃厚なんですよね。もう少しOBがうるさくなくて給料の高いCFGのぬるま湯に浸かっておこうと言いたい。19歳ながら今夏スペイン代表にも初選出されたことからも、今季は飛躍した1年だったと思います。